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Vol.8

ラインアート シャルマン 銀座並木通り」スタッフが聞く

ピンクサファイアとダイヤモンドを248個敷き詰めた
15周年HIROUMIコラボレーションフレーム

「シャルマン 銀座並木通り」スタッフが聞く

ピンクサファイアとダイヤモンドを248個敷き詰めた15周年HIROUMIコラボレーションフレーム

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挑戦の1stモデルから15年を経てブランドとして成長 

中里:

本日はラインアートの15周年記念モデル、HIROUMI※コラボのジュエリーフレームについてお聞かせください。
よろしくお願いいたします。

水野:

よろしくお願いいたします。

中里:

水野さんがラインアートの1stモデル「クインテット(XL1000)」をデザインされてもう15年になるんですね。

水野:

早いものですね。

これほどブランドとして成長するとは思ってませんでした(笑)

当時は新素材のエクセレンスチタンを使用した、これまでにないデザインへの挑戦で、どちらかというとニッチな商品にあたると思っていました。

中里:

それが今では世界100ヵ国以上で展開されるブランドに成長しました。

ラインアートを掛けている人を街で見ない日はなくなりましたね。

水野:

やっぱり掛けてくれている人は見ちゃいますね。

見るたびに嬉しいです。

中里:

今があるのは水野さんの1stモデルのヒットあっての事ですね。

水野:

いえいえ、社内で金属素材と接合技術が同時開発されたタイミングで、私のデザインが採用されたのが幸運でした。

中里:

それから15年、当店では1,000点以上の商品バリエーションが揃い、全国や海外からもラインアートファンの方にお越しいただいています。

15年周年記念モデルに込めた思い

中里:

そんな充実の15年周年を記念するモデルには、どんな思いを込めたのでしょうか?

水野:

私が世界の眼鏡を見てきて気づいた、日本のモノづくりの凄さや特徴を皆さんに知ってほしくて、ラインアート1stモデルをデザインしました。そんな想いから、15周年という節目を迎える今回の企画として、日本の国花である「桜」をモチーフにしようと思いました。桜は昔から、和菓子や着物や万葉集や歌舞伎など様々なモノでえがかれ、親しまれ続けています。桜の儚く移りゆく美しさを表現する事で、日本の美を象徴する眼鏡をつくりたいと思いました。

中里:

日本の美を眼鏡で表現したという事ですね。

ジュエリー使いが華やかですね。

水野:

私の大のお気に入りでもある10周年記念モデル「ショーピース(XL1614)」に使用されている技術の「パヴェセッティング※」を見た時の感動を忘れられず、15周年記念モデルもジュエラーのヒロウミさんに共同制作をお願いしました。

 

ヒロウミさんの繊細な技術、素材や品質に対するこだわり、身に着ける人の事を考え、肌当りよく仕上げるところ、独創的なデザインなど、モノづくりに対し真摯に取り組む姿勢がラインアートと共鳴する部分が多くあると感じています。

中里:

感性が合う方とのコラボレーションだと良いモノが生まれそうですね!

今回の記念モデルはピンク色が特徴的ですね。

水野:

XL1744は、ダイヤモンドを68個と濃淡の異なる4色のピンクサファイアを180個、合計で248個の宝石をリムの上部に敷き詰めながら、奥行を感じるピンクのグラデーションを表現し、水面に舞い下りた桜の花びらを意味する「花筏」を表現しました。

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中里:

こんなに隙間なく宝石を敷き詰められるんですね。

近くで見ると宝石の鱗のようにも見えてとても美しいです。

これが手仕事でつくられているとはとても想像がつかないですね。

水野:

そこがヒロウミさんの技術力の凄さなんです。

ラインアートは軽さが重要なので、フロントにはチタン素材を使用しています。チタンは軽い素材なのですが、硬く粘りのある素材のため、パヴェセッティングには向かないのですが、驚異的な技術力で実現しているんです。

驚異的な技術により実現した"チタン×宝石"の石畳

中里:

ヒロウミさんだからこそ為せる技なんですね。

技能五輪国際大会※で1位に輝いたと聞いています。

水野:

よくご存知で!

中里:

インタビュー前に少し勉強してきました(笑)

この繊細な作業を248個分繰り返しているんですね。

水野:

はい、手仕事で1点1点チタンの爪を立てながら宝石を留めていっています。

248個を埋め込むのに約1カ月の時間が必要なんです。

中里:

並々ならぬ技術の結晶で「花筏」が生まれているんですね。すごい!

着物にもカジュアルスタイルにもアクセサリー感覚で掛けてほしい

中里:

それぞれに物語性を感じますね。

でも掛けるのは緊張しそうです(笑)

水野:

掛けることには緊張はしないでください(笑)

少しゴージャスな印象を受けるかもしれませんが、ラインアートならではの優しく頭を包み込む掛け心地に仕上げていますので、気軽に掛けていただきたいですね。

中里:

どんなシーンで掛けるのがおすすめですか?

水野:

お祝いの席や社交の場などでドレスや着物などに合わせるスタイルはもちろんですが、

普段のカジュアルスタイルにもアクセサリー感覚で掛けていただくと素敵だと思います。

中里:

たしかに宝石のついた眼鏡をあえてカジュアルに掛けこなすのも素敵ですね。

特にこの「つぼみ」モデルは掛けてみると主張が強すぎないので、あまり目立たせたくない私でも挑戦できそうです。

ファッションに桜の様な日本の美を取り入れているところに粋を感じますね。

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中里:

XL1743は咲いた桜のカタチが大胆に表現されていていいですね。

水野:

咲きはじめの桜の花びらをゴールドやプラチナで縁取り、華やかに表現しています。

中里:

XL1742の「つぼみ」が控え目に表現されたデザインも素敵です。

水野:

新しい季節の訪れを告げる桜のつぼみが少しずつほころび、色づいていく可憐な姿を異なるシェイプの貴石で表現しました。

水野:

桜は、物事の始まりや豊かさや繁栄を表す縁起の良い柄で、その美しさから日本の国花として季節を問わず多くの人に愛され続けています。

ラインアートも桜の様に日本で愛され続けるブランドにしていきたいですね。

中里:

その魅力を銀座から世界のお客様に届けていきたいと思います。

本日はありがとうございました。

※HIROUMI

1930年の創業からハイジュエリーの制作を手がけるアトリエヒロウミの三代目である廣海貴晴さんは、1999年には技能五輪モントリオール国際大会にて日本人として初の金メダリストに輝いた。伝統で培われた技術とオートクチュールジュエリー制作で培った感性で、心を込めたジュエリーを作り続けているジュエラー。

※パヴェセッティング

フランス語で「石畳」を意味する「パヴェ」に由来し、ジュエリーの表面全体に、小さな宝石を隙間なく敷き詰めるようにして留める石留め技法。ジュエリーを華やかに見せるだけでなく、宝石の輝きを最大限に引き出す効果がある。

※技能五輪国際大会

2年に1度、ワールドスキルズインターナショナル(WSI:WorldSkills International)によって開催される、参加国の職業訓練の振興と参加者の国際親善・交流を目的とし、若い職人や技術者たちが職業技能を競い合う世界最大級の技能競技大会。通称、技能五輪国際大会または技能オリンピック国際大会。

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15th アニバーサリー モデル

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日本が古くから大切にしてきた花、桜。

少しずつほころぶ蕾の気配、咲き始めの花、水面に広がる花筏。

さまざまな美しさをジュエリーで描き出しました。

桜を想うとき、こころにしあわせな風がふいていますように。

ラインアート シャルマンとHIROUMIによる

心地よく煌めく、時別なときを、お届けいたします。

過去のスペシャルインタビューはこちら

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