意外と知らない、眼鏡やレンズの正しい知識を得ることは、ご自身の目や視力をいたわることに役立ちます。健康で快適な視生活を送るための参考にしてみてください。
Vol.6 中近レンズについてのお話
テレワークやリモートワークの普及で、室内でお使いいただく事に特化した「中近両用レンズ」のご案内が増えています。 中近両用レンズ自体、聞きなれない方も大勢いらっしゃると思いますので、改めて中近両用レンズと遠近両用レンズの違いや、使い分けのシチュエーションなどをご紹介致します。
1.中近レンズとは
中近両用レンズと遠近両用レンズの大きな違いは、見える距離の範囲です。
遠近両用レンズは、遠距離にピントが合う部分が多いのが特徴で、中距離・近距離のピントが合う部分は少なめになっています。 お車の運転からお手元のスマホ等、遠くから近くまでを一本の眼鏡で賄うことが出来るレンズです。
これに対し、中近両用レンズは、レンズ上部の遠距離にピントが合う部分を狭くし、中距離・近距離にピントが合う部分を広くとっている設計です。
中距離(2m~3m)から近距離(30㎝~40㎝くらい)までをメインにして、遠距離(5mより先)は、見えづらいレンズとなりますが、遠近両用レンズに比べ手元の視野が広く、累進レンズ特有の揺れや歪みも出づらいレンズです。
2.おすすめのご使用シーン
デスクワークや家事など、室内での様々なシーンでご使用いただけます。
シーン1:普段の食事や会合で
手元のお料理と相手の顔を見て会話したい。
シーン2:会議などで
会議中の書類から、ホワイトボードやプロジェクターを見る。
シーン3:デスクワークで
手元の資料を見ながら、PCの操作。
シーン4:家事の時間で
タブレットやスマホなどでレシピを見ながらお料理も。
店頭で中近両用レンズをお試しいただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。 当店では、専門の知識を持ったスタッフが、お客様一人ひとりを丁寧にカウンセリングし、最適なメガネフレームやレンズのご提案を致します。