目を守りながら楽しむ|カラーレンズ・サングラスで紫外線対策
- 13 時間前
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夏に増加する病気としては熱中症などがあり、ニュース等で多く取り上げられていますが、その一方で意外と知られていないのが、紫外線を原因とする目の病気。1年のうちでも紫外線の量が多くなる5月から8月は、目の健康を守ることも大切です。メガネ、サングラスでの紫外線対策を紹介します。
知っておきたい 紫外線の基礎知識
私たちが普段見えている光とは、可視光線と呼ばれる波長約380㎚(ナノメートル)から約780㎚の間の部分です。その中で、虹の7色に言われる紫から赤までを目で見ることが出来ます。
赤よりも外側(波長が長い)に赤外線、紫よりも外側(波長が短い)に紫外線(UV=UltraVioletの略)があり、可視光線以外の波長は、人間の目で見ることは出来ません。
特に、まぶしさとして感じるのは、可視光線の中の黄色に相当する波長です。

メガネやサングラスで紫外線対策と言われると、レンズに濃い色が入ったものを想像される方が多いと思いますが、紫外線は目に見えない光なので、レンズカラーの有無とは関係がありません。透明なレンズでもUVカットが施してあれば紫外線対策になるのです。
近年、紫外線を浴びすぎると皮膚がんや白内障になりやすいことが明らかになっています。さらに「オゾン層破壊」によって地上に到達する紫外線が増加していることから、世界保健機関(WHO)ではUVインデックス(UV指数)を活用した紫外線対策の実施を推奨しています。UVインデックスとは紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したものです。国内では環境省から「紫外線環境保健マニュアル」が刊行され、この中でもUVインデックスに応じた紫外線対策の具体的な例が示されています。
※気象庁ホームページ 知識・解説 オゾン層・紫外線 基礎的な知識を参照 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/env/ozonehp/3-1ozone.html
その紫外線は波長の長さによって3種類に分類され、波長の短い順に「UV-C」*「UV-B」*「UV-A」*と呼ばれています。種類によって性質が違うので、それぞれがもたらすダメージを知ることで、日焼け止め選びの参考などになります。
*UV-C:成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。
*UV-B:成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達します。生物に大きな影響を与えます。太陽からの日射にしめる割合は0.1%程度です。日焼け止めの効果はSPF(Sun Protection Factor)で表示されます。
*UV-A:大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さいものです。太陽からの日射にしめる割合は数%程度です。日焼け止めの効果はPA(Protection grade of UV-A)で表示されます。

まぶしさを感じる原因について、白内障や角膜・虹彩の疾患、光過敏症などがありますが、周りの方が感じていないようなまぶしさでお困りの方は、一度専門医の診断を受けてみるのも良いと思います。
レンズカラーが視界に与える効果
黄色いレンズは景色が黄色に見え、青いレンズでは景色は青色になります。これはそのレンズカラーがレンズ自体の色や同系の色は通過させ、反対色(補色)をカットするためです。この効果により、黄色いレンズは青を、青いレンズは黄色を感じにくくなります。

ブルーライトカットを施してあるレンズが黄色く見えるのは、そのレンズを通る可視光線の中の青色光と呼ばれる約380㎚から500㎚の波長をコーティングなどでカットしているため、反対色(補色)の黄色を強く感じるからです。
レンズカラー別の特徴
・グレー系

可視光線を平均的に吸収して自然にまぶしさを抑える効果がある。
赤の識別が高まり、赤信号や車のブレーキが認識しやすいので、運転時などにおすすめ。
平均的に暗くなるので、色が濃すぎるとコントラストが低下することもある。
・ブラウン系

光が空気分子などにあたり、四方に広がってしまう「散乱光」と言われる短波長をカットする効果が高い。その為、コントラストが上がりクリアな視界を得られる。ブルーライトカットの効果も。
曇りの日のドライブやゴルフなどのフィールドスポーツに最適。
・ブルー系

人がまぶしいと感じる黄色の光を抑える効果で、強い日差しや夜間の対向車のヘッドライトのまぶしさを軽減。クールな目元が印象的に。涼しげなイメージも。
濃いブルー系は運転時、信号が見えにくくなることがある為注意が必要。
・グリーン系

赤や青を程よくカットし、自然な見え方に。目が疲れにくく、キャンプや海といったアウトドアで使用しても、視界に違和感が出づらい。優しい印象を与えるカラーなので、あらゆるファッションに合わせやすいのもメリット。サングラスレンズのカラーに悩んだら、まずはグリーン系から検討してみるのも良い。
・イエロー、オレンジ系

まぶしさを防ぐための色ではなく、視界を明るくするレンズカラー。コントラスト向上効果はブラウン以上に高く、雨天や霧など薄暗い天候時や夜間の運転に最適。昼間や明るいところでの使用は、生理的な刺激が強いので疲労を伴う。
カラーの持つ機能性とイメージについて知ることで、さらに自分の目的にぴったり合ったサングラスが見つかるはずです。
かけ替えのない快適さを叶える、調光レンズ
カラーレンズで眼鏡を作ると、度付きのメガネをご使用なさっている方ですと度付きのサングラス、コンタクトレンズや裸眼でお過ごしの方でも、サングラスを別で持つ必要が出てきます。
そこで、紫外線や可視光線によってレンズカラーが変化する「調光(ちょうこう)レンズ」なら、屋内でほぼ透明なレンズ、屋外では色が濃く変化し掛け替えることなくご利用いただけます。
レンズ本体やコーティングに太陽光や紫外線で反応する分子(調光材)が入っていて、当たる線量が多ければ色が濃くなり、少なくなれば色が薄くなると言うかなり化学的な仕組みです。
※HOYAビジョンケアカンパニー 調光レンズページ参照 調光レンズ | HOYA ビジョンケアカンパニー


気象庁によると、快晴の時のUVインデックスを100%とすると、晴れの時約95%、薄曇りの時約80~90%、曇りの時約60%、雨の時約30%の量になるそうです。雲の状態によっては、雲が比較的多くても日射しを受けていれば、快晴の場合よりも大きいUVインデックスとなることもあります。
※気象庁ホームページ 知識・解説 オゾン層・紫外線 雲と紫外線を参照 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/env/uvhp/3-73uvindex_mini.html
色の変化の無いサングラスは曇りの日など活躍する場面が減ってしまいますが、調光レンズなら紫外線量などで発色の度合いも変わる為、晴れの日ならば濃い、曇りの日なら薄いサングラスになってくれます。お好きなフレームで承ることが出来ますが、レンズメーカーによってレンズの種類や色に違いがございますので、是非店舗スタッフにお問い合わせください。
当店では専門の知識を持ったスタッフが、お客様一人ひとりの状況を丁寧に伺い、最適なメガネフレームやレンズ、快適な見え方をご提案いたします。実際のカラーレンズサンプルもご用意し、見え方体験も実施しております。
店頭のすべてのフレームにカラーレンズを入れてメガネを作ることが出来ますので、ご来店の際には
来店予約をご利用いただくと、落ち着いた空間でゆっくりとメガネ選びをお楽しみいただけます。ぜひご活用ください。



